テニス肘とは
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、肘の外側にある腱の炎症や損傷によって起こります。
腱の損傷は、重いものを持ち上げたときに腱が切れるなど、一度の出来事で起こることもありますが、主な原因は腕の使い過ぎです(負担がかかる動作の繰り返し)。
よくある原因
- パソコンのマウス操作・キーボードの使用(特に姿勢が悪い場合)
- 振動する器具の使用
- はさみや大ばさみの使用
- ガーデニング
- 手首をひねったり持ち上げたりする動作を繰り返し行うこと
- バイオリンなどの楽器演奏
よくある症状
- 肘(外側)の痛み、または圧痛がある
- 物をつかんで持ち上げる動作をすると痛い
- 手首を伸ばすと痛みが出る
- 朝のこわばりがある
- 前腕にかけて痛みが広がっている
治療
- 安静
- 薬物療法/注射
- 非ステロイド性抗炎症剤 (NSAIDs)の使用
- ステロイド注射
- 理学療法
- 冷却
- 電気療法(超音波など)
- マッサージ
- 鍼治療
- 体外衝撃波治療
- 運動
- 強化トレーニング
1.前腕を支えながら、ダンベルを持ちます
2.手首を上げてください
3.詳しくは、理学療法士にご相談ください
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ストレッチ運動
1.痛む腕の手首を下げてください
2.反対側の腕を使って、痛む腕を伸ばします(ストレッチ)
3.そのまま30秒間保持
4.詳しくは理学療法士にご相談ください
- 腕の補装具・ストラップ
上記の情報は、カノッサ病院(カリタス)の理学療法部で制作されています。理学療法のご予約には、28255392にお電話ください。
参考文献:
References:
- AAOS American Academy of Orthopedic Surgeons
- NHS National Health Service, UK
- CSP Chartered Society of Physiotherapy, UK
情報は全て参考の為に提供されています。ご質問などがある場合は、理学療法士もしくは医師にご連絡ください。